施設・店舗他

ネスティンパーク黒川

郊外にあるシェアオフィスの庭づくり。ここはもともと谷あいの残土置き場で水はけの悪い土地でした。そのため、まずは土中に空気と水の通り道をつくり、大地を再生することから始めています。生き生きと育つ芝生でのんびり過ごす人々。それを樹木が優しく囲うようデザイン。駅のホームから見ると、この庭とその奥の丘の緑が一つの風景になるように。シェアオフィスの室内から見て心地よいと感じるように。明るい場所を好むシイ、ヤマボウシ、エゴを「ここしかない!」という最適な場所に配置しています。

所在地
神奈川県川崎市
完成
2017年
施工
奏園
施設設計
ブルースタジオ

[記事・リンク]
ネスティンパーク黒川
奏園
ブルースタジオ

[こばなし]
造園の面白さの一つは、最小単位の樹木で最大の効果を出すこと。1本の木がどのくらい広範囲の景観や気候に影響を与え、つながりを持たせられるか?という所にあります。これを出来るだけ少ない樹木で実現する配置がデザイナーの腕の見せどころ。大きなポイントは、部屋の中から見て、どの木がどこにあると、その向こうの景色の良い所を際立たせ、悪い所を隠せるか?ということ。このプロジェクトでも、シェアオフィスの中で仕事をしている方がどう感じるか。いかに気持ちよく過ごせるか。を想像しながら、それを最小の樹木で実現できるようデザインをしています。

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